Composition FUKUSHIMA 2011

飯塚国雄 原発・原爆シリーズ
Kunio Iizuka Nuclear Power Plants and Atomic Bombs Series

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  • 母と子 福島
    Mother and Child of FUKUSHIMA
    acrylic on canvas, 28 x 18", 2014
  • ドラゴンの怒り
    The Wrath of Dragon
    acrylic, 40 x 30", 2011
  • ドラゴン
    Dragon
    drawing, 12 x 9", 2011
  • ドンキホーテ
    Don Quixote
    acrylic, 40 x 30", 2011
  • 母と子 2011
    Mother and Child$2011
    water color, 12 x 8", 2011
  • 母と子 2004
    Mother and Child 2004
    acrylic, 36 x 48", 2004
  • マンダラ
    Mandala
    acrylic, 60 x 144", 1995
  • マンダラ(部分)
    Mandala (detail), 1995
  • ウクライナの母と子
    Mother and Child in Ukraina
    acrylic, 86 x 144", 1987
  • ウクライナの母と子(部分)
    Mother and Child in Ukraina (detail),
    1987
  • 炎・ナガサキ
    Flame・Nagasaki
    acrylic, 78 x 184", 1985
  • 炎・ナガサキ(部分)
    Flame・Nagasaki (detail), 1985
  • 自然の死
    Natural Death
    acrylic, 68 x 149.5", 1985
  • 自然の死(部分)
    Natural Death (deail), 1985
  • 灰・ヒロシマ
    Fallout・Hiroshima
    acrylic, 78 x 184", 1985
  • 灰・ヒロシマ(部分)
    Fallout・Hiroshima (detail), 1985


    立命館大学国際平和ミュージアム展でのアーティスト・ステートメント

    『飯塚国雄絵画展-被爆した父への応え-』の開催によせて 2007年7月17日 ニューヨークにて 飯塚国雄
     この度、私の絵画展が京都の立命館大学国際平和ミュージアムで開かれる事となり、大変光栄に思います。前回1995年のニューヨーク国連本部ロビーで開かれた反核をアピールした個展から12年が過ぎました。今回の個展は会場も広く、より充実したものとなっています。
     ところで、この12年間に世界は少しでも良い方向へと変わったでしょうか。この間にまず私のアトリエの目と鼻の先で起きた9.11テロ、世界貿易センターの崩壊は、私に大きな衝撃を与えました。この崩壊のイメージは、現代に生きる多くの人々の脳裏にとてもシンボリックなものとして残ることでしょう。それに続くアフガニスタン及びイラクでの戦争は、今でもその尾を引きずっています。世界中の飢えた人々の数は減ることもなく、環境問題も悪化し続けています。 j兵器もインド、パキスタン、イラン、北朝鮮と拡散しつつあり、私が27年前に「炎・ナガサキ」を描いた時よりもはるかに危険な状態となってきています。
     これからの日本は、否応なしにもっとこれらの諸問題に巻き込まれて行くものと思われます。このような情況下でわれわれはいったいどうしたらよいのでしょうか。
     画家である私は、1971年に長崎原爆資料館を訪ねたことがその契機となり、これらの問題を直視した作品を描くことによって、人々に訴えかけようと考え、この27年間描き続けて来ました。
     私は、一人でも多くの人々がこれらの問題と真剣に向いあって、自分に出来る第一歩の行動を起こすことがとても大事なことだと思います。
     この絵画展を通して、私のメッセージが多くの人々に伝わることを祈ります。


Title: 炎・ナガサキ(部分)/ Flame Nagasaki(detail), Artist: 飯塚国雄 / Kunio Iizuka